「公務員って安定してていいな。給料もそこそこで、ボーナスあるし。
でも、窓口とか辛いって聞くしイヤだな。実際どうなの?」
私は3年間、公務員をやっていましたが、心身ともにヤバくなって退職しました。
結論、公務員は辛いです。
公務員に向いているならまだしも、向いてない人がやると本当に地獄。
公務員の辛さはもちろん、「じゃあ自分のキャリア選択どうしたらいい?」というところも解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
公務員の辛いこと12選【やめとけの理由】
公務員の辛いこと12個は以下のとおり。
- 残業が多い
- 異動がいろんな意味でひどい
- 民間だったらクビになってるような人がいっぱい
- 人間関係が独特
- 飲み会・送別会とかが多い
- 年功序列
- 公務員、無駄な作業多すぎ問題
- お客さんを選べない
- 来庁者の当たりがきつい
- 呼び出しがある
- 心身を病む
- 辛いといっても周りに理解されない
1つずつ解説していきます。
大きな違いをひとつ挙げると、国家公務員は全国転勤の大変さがあります。
辛いこと1.残業が多い
残業は、めちゃくちゃ多いです。
私は正規の労働時間と残業時間が同じくらいでしたよw
公務員は給料良いっていわれます。
確かに私も金額だけ見れば、同世代よりももらってました。
でも、残業が多すぎて時給換算すると、最低賃金割ってますw
残業代は、全部はもらえません。
そもそも公務員って予算決まってるんで、残業したらした分お金もらえるわけないって話ですw
公務員は定時で帰ってる人もいるって聞くけど
私の知り合いで、市役所勤務の人は定時で帰ってるって人もいました。
ただ、給料が低かったですね。
福祉の仕事してる奥さんの方が、よっぽど稼いでいたという…w
しかも、公務員は異動があるので、いつまで定時生活が続くかもわかりません。
辛いこと2.異動がいろんな意味でひどい
公務員の異動、ギャンブル過ぎていろんな意味でひどいですw
何がひどいかというと以下のとおり。
- 適材適所は一切考えない
- 国家公務員なら全国各地に辞令1つでお引越し
- 異動でクソみたいな上司が来て部署が崩壊
- 頼りにしてた先輩が異動でいなくなりつらい
公務員に適材適所はない
公務員は、将棋のプロをサッカーのJリーグに出場させるみたいな人事が普通にあります。
異動で、これまでやってたのと全然違う部署に行って、イチから勉強もあるある。
公務員でいうと、別部署に行くのは、民間で違う業種に転職する感じ。
そういう効率悪い人事が、公務員では普通です。
国家公務員は全国転勤が辛い
国家公務員は、2,3年のスパンで全国各地に辞令1つで飛ばされます。
関東の私の友人も、入職してさっそく大阪に飛びました。
色んな土地に引っ越すのを楽しめる人なら、アリ。
でも、都内にいたいとか希望がある人はきついです。
異動でクソみたいな上司が来て部署が崩壊
いい部署だったのに、異動で来たクソみたいな上司に一発で崩壊させられることもしばしば。
公務員は、年功序列。
上司の命令は絶対。
何かと書類も上司にハンコもらわないと、仕事が進まない現実があります。
クソみたいな上司が来ても、印鑑押してもらうためにこび売っておかないといけないのが公務員です。
頼りにしてた先輩が異動でいなくなりつらい
頼りにしてた先輩がいなくなると、の先どうすりゃいいんだよという、絶望だけが残ります。
公務員やってると、「良い先輩」「良い上司」って本当に貴重なんですよ。
いなくなると、めっちゃ不安w
公務員の時に、心のよりどころになっていたような上司や先輩について詳しくはこちら。
公務員はつまらないとか、つまらない人が多いとかいわれますが、全部がそうではありませんでした。
ヤバい人の方が多いですけどw
辛いこと3.民間だったらクビになってるような人がいっぱい
よく「公務員って安定してるし、クビにならなくていいよねー」っていわれます。
逆をいえば、「民間だったら当然のようにクビになってるような人がゴロゴロいる」ってことです。
具体例を挙げると、こんな感じ。
- 若手女性職員の前でも、笑えないレベルのセクハラ発言を連発するおじ様
- パワハラ発言で部下をメンタルダウンさせて退職させる
- 仕事中に仮眠室で寝てる
公務員は年功序列で、考えも旧時代的。
普通にこういう化石みたいな人がいます。
民間に転職してから、こういう「ヤバい人たち」がおらず、やっぱり公務員っておかしかったんだなって思いました。
辛いこと4.人間関係が独特
公務員は、人間関係が独特です。
外部の民間企業の人と関わりもなく、閉鎖的。
私の職場では「公務員の常識は、世間の非常識」なんてよくいわれていましたw
辛いこと5.飲み会・送別会とかが多い
忘年会、新年会、送別会、歓迎会、部署の旅行とかそういうのはマスト。
しかも、若手が幹事を任されます。
先輩上司にお酌して、いい感じによいしょしてご機嫌とりします。
もはや、お金を払ってやる残業ですw
地方公務員でも国家公務員でも、春と秋の半年に1回は異動があるので、飲み会の類が結構な高頻度で行われます。
辛いこと6.年功序列
先輩上司がとにかくえらいです。
なので、いい上司や先輩に恵まれると、めっちゃハッピー。
上司先輩ガチャを外すと、悲惨です。
こういう、「自分の力でどうすることもできない要素」が公務員は多いです。
無能な上司とか来ると、「なんでこの人が私より給料もらってるんだ?」と仕事の余計なところでイライラする羽目になりますw
辛いこと7.公務員、無駄な作業多すぎ問題
上司のハンコを書類にもらわないと、仕事が進まないのは本当にどうにかして欲しいですねw
上司が会議で席にいないってなると、ハンコもらえないから、その仕事ストップとか普通にあります。
めっちゃ非効率w
ほかにも、メールとかインターネットでやりとりできないから、FAXで文書のやり取りするとか、本当にやめて欲しいw
この時代に、しなくてもいい苦労をわざわざするのが公務員です。
辛いこと8.来庁者の当たりがきつい
仕事してるだけなのに、窓口でめっちゃ怒鳴られたり嫌味もいわれて、やりがいどころじゃないですw
市役所とかで、
- 職員に怒鳴ってる人
- 無茶いうなよ的なことを職員にいう人
見たことないですかね?
色んな人が来るし、どんな人が来ても絶対に対応しないといけません。
辛いこと9.窓口はお客さんを選べない
来朝者の当たりがきつい上に、窓口に相談に来た人や怒鳴り込みに来た人、どんな人でもシャットアウトできません。
最悪、行きつく先は、警察沙汰です。
公務員をよく思ってない人もいて、窓口ではめっちゃあたりが強い人も多いです。
そういう人たちにも、丁寧かつ毅然に接していくメンタルが求められます。
辛いこと10.呼び出しがある
職種にもよりますが、公務員は呼び出しがあります。
どの職種でも、災害の発生時には大体みんな呼び出されます。
私は夜中の3時とか、休みの日に友達の結婚式に行ってたら呼び出されたとか普通にあります。
何かあった時に、自分や家族を優先できません。
呼び出しもある仕事だと、休みの日も電話が来たらどうしようとか、気持ちが休まりません。
辛いこと11.心身を病む
そんなわけで、めちゃ仕事辛いので、心身を病む人が多いです。
私自身、適応障害の診断を受けて休職後、退職しています。
後輩は、1人自殺しています。
先輩や後輩も何人も辞めています。
心身の病気にかかった人もたくさんいます。
病気になりながらも家族がいて辞められず、通院治療しながら働いている人もいます。
公務員をやる人は、責任感が強かったり真面目な人もいるので、辛くても頑張ってしまって心身を病む人も多いです。
私は公務員を休職中に転職活動しています。
やり方が知りたい人は参考にどうぞ。
辛いこと12.辛いといっても周りに理解されない
自分の家族や友達に、「辛い」っていっても理解してもらえません。
世間一般的に、公務員は税金で給料もらって安定しているというイメージがあるから。
- 安定してるからいいじゃん
- こんなに給料とボーナスもらってるんだから
- 公務員なのになんで?
自分が辛い時に味方だと思っていた人たちが理解してくれないのは、思いのほかメンタルにくるw
私はこれに一番ショックを受けましたね。
もちろん、ここまで紹介したいろんな辛いことの積み重ねがあります。
親しい人に相談したけど理解されなかったショックは、退職への最後の引き金になりました。
なので、私は最後は誰にも相談せず公務員の退職を決めました。
公務員を辞めたあとの人生がどうなるか気になる人はどうぞ。
公務員が向いている人の特徴【何が辛いかは人それぞれ】
ここまで見てきた12個の公務員の辛いことから、公務員に向いている人は以下のとおり。
- 責任感があって真面目な人より、ちょっと適当で不真面目な人
- 自分のやることとやらないことの線引きをしっかりできる人
- 物事を割り切って考えられる人
真面目で責任感ある人だと、逆にメンタルやられます。
体が弱いとか、メンタルが傷つきやすい繊細なタイプの人も向いてません。
民間でも公務員でも、辛いことはあります。
ポイントは、公務員ならではの辛さが自分に合っているかどうかです。
体験談:公務員はメンタルを病むからやめとけ
私は、最後は適応障害の診断を受けて休職したのち、退職しました。
休職する前から、かなり心身おかしかったです。
- 朝の出勤の時、玄関前で訳もわからず涙が出て座り込む
- 新語のない交差点を左右確認せずチャリで突っ込む
- 仕事に集中できなくて何してるのかわからなくなる
本当に辛いと辛いことすら分からなくなる
ヤバい時って自分のヤバさすら自覚できないくらいヤバいw
退職して何年も経った今でも、当時のことがふと思い出されて苦しくなってますw
トラウマが残る前に、合わない仕事はやめたほうがいいですね。
心身やられてヤバくなった私が、どうやってそのヤバさを自覚したのか。
どう退職してハッピーな人生をつかんでいくのかは、「大丈夫会社を辞めても生きていける」という有料noteに書いています。
途中まで無料で読めます。
元々、文学フリマという即売会で出したエッセイ本で、当時完売した本の電子版です。
辛いとわかっていても公務員にチャレンジするのもアリ【やめとけとは思うw】
「公務員が辛いのはわかった。
でも、自分に耐えられるかイマイチよくわからない。
どうやって判断したらいいの?」
という疑問を持つ人もいるはず。
究極的には、やってみないとわかりません。
想像してたものと、実際が違うなんてことはよくあるから。
だから、いっそとりあえず公務員にチャレンジしてみるのもアリ。
ただ、
- 人間関係に苦手意識がある
- 何かと傷つきやすい
- 体が弱い
という人は、やめておけと思うw
公務員がきついなら辞めてもいい
とりあえず公務員をやるなら、きついな辛いなって思った時に、病気になる前にやめましょう。
仕事は公務員以外にも、いっぱいあるから。
公務員試験は、受験する時に、年齢制限があります。
なので、迷ってるんだったら、とりあえず公務員やってみて、ダメなら即転職。
私も、迷ったんですけど、とりあえずチャレンジしてみました。
3年やってダメだったんで、結局辞めましたけど。
転職が大変って思うかもしれませんが、辛い公務員を続けるよりは楽ですよ。
公務員が辛いなら最初からやめておきたい人へ
「公務員めっちゃきつそう。
辛いなら辞めていいって履歴書に残っちゃうし、人生無駄にしたくない。
でも、楽な仕事とか自分に合った仕事がわからない…どうしたらいいの?」
時間があるなら、自己分析もアリ。
あと、ミイダスっていうパーソルの診断がめっちゃ精度が高い。
- 自分に向いてる仕事
- 向いてない仕事
- 苦手な上司のタイプ
などがわかりますよ。
私が苦手な営業もバッチリ当ててきましたw
質問数は多めですが、その分だけ正確です。
プロと一緒にキャリアを考える
最近はキャリアカウンセリングというサービスもあります。
転職エージェントと違って、自分のキャリアに納得感が持てるように支援してくれます。
- そもそも転職すべきどうか相談できる
- 現職でうまくやっていく方法を相談できる
など、転職エージェントとは異なるサービスです。
大手のこの3つなら、評判もいいです。
無料相談がどちらもあります。
無料相談で話だけでも聴いてもらうと、キャリア選択の新たな視点が得られます。
公務員は辛いしやめとけとは思うけど…
結論、公務員はメンタル病んだり自殺者が出るくらい大変。
私は自分が死ぬほどつらい思いをしたという経験から、正直公務員はやめとけと思っています。
でも、それって民間でも同じ。
つまり、大事なのは自分が公務員に向いているかどうかを判断すること。
公務員の辛さはダメでも、民間の辛さは大丈夫って人もいます。
結局、行動しないと何もわからないまま時間だけが過ぎます。
あなたがもたもたしてる間に、いい求人とかチャンスをほかの人に奪われています。
行動しつつ考えてみましょう。
行動して「違ったな」って思ったら、そこでやめてもいいんです。
この記事で紹介した公務員の辛いところや、向いている人の話が、参考になれば嬉しいです。
ミイダス使えば、自分に向いてる仕事を教えてくれるので、判断材料増えます。
どうしても迷うなら、とりあえず公務員にチャレンジもアリ。
ダメなら転職すればOK。
あるいは、ポジウィルキャリアとマジキャリとか、プロに相談するのもアリ。
無料相談だけ使ってみて、「違うな」って思ったら、そこでやめてOK。
あなたのキャリアが納得感あるものになるよう、応援しています。