女性警察官を辞めて良かったっていう人っているのかな?
ここにいます。
この記事で、警察官を辞めた後にどんな未来があるのか、まるっと紹介します。
女性警察官を辞めて良かったと思う理由
なぜ女性警察官を辞めて良かったかというと、人生のいろんなことがいい方向へ変わったからです。
- 体調がいい。
- 上司や先輩が普通の人。
- 趣味に使える時間がある。
ほかにもたくさん「辞めて良かった」と思える変化がありました。
とはいえ、あとでくわしく解説しますが、辞めるときの注意点もあります。
女性警察官の離職率
私が勤めていた警察署では、女性警察官の離職率は20%超えてます。
10人いたら2人以上は辞めてます。
私が辞める前に私の先輩と私の後輩(いずれも独身の若手)の2人が辞めてます。
卒配ガチャに失敗した女性警察官
私が警察学校を出て卒業配置された警察署は、人数は少ないのに事案は多い一番中途半端なところでした。
事案が多くても人も多い警察署に配属になった同期は、私より圧倒的に帰るのが早かったです。
配属された場所によって女性警察官の離職率にも差がありそうです。
離職率について詳しく知りたい人は、総務省のデータを参考にしてみてください。
なぜ女性警察官を辞めたのか
私が警察官を辞めた理由は、心身の体調を崩したからです。
とくにメンタル。
適応障害になってしばらく仕事を休みました。
その後、体調が戻り切らず退職。
私と同じで心身の体調を崩した人は早く辞めた方がいいかもです。
自分の人生じゃないみたいだった
仕事がハード。
お局様的な女性警察官との人間関係が大変。
家には寝に帰るだけ。
趣味に使える時間もなく、「自分の人生を自分で生きている感覚」がまるでありませんでした。
なんのために、誰のために生きているのかまるでわからない状態でした。
女性警察官を辞めた後の変化
警察官を辞めた後にどのように人生が良い方向に変わったか紹介します。
ぜひ、警察官を辞めた後の未来を想像しながら読んでみてください。
体調の変化【健康診断の数値も改善】
警察官を辞めた後、信じられないくらいに体が楽。
朝起きて夜寝て、週2日休みがあるだけで、すごい体が軽い。
健康診断の結果が良くなった
私の体感だけではなく、実際に健康診断の数値もよくなりました。
いつも大体決まった時間にご飯を食べて、時間があるから料理もできるため、栄養バランスも改善。
ヤバヤバだったコレステロール値が改善しました。
生活の変化【趣味に時間を使える】
警察官の時は、若手なので上司たちが出勤する前に7時前から出勤。
それが警察官を辞めてからは始業15分前出勤に変化。
帰りも警察官の時は家に帰ったら寝るだけだけ。
仕事帰りに映画を見たり、家でゲームしたりできるようになりました。
休日がちゃんと休み
休みに呼び出しがかかることもないので、気持ち的に楽。
刑事課にいたときは、夏休とか申請だけ出して、実際には出勤とかしてましたが、当然そんなことはなし。
むしろ休まないと起こられるくらい。
仕事や収入の変化【転職した】
私は福祉系の企業に就職したのですが、対人援助にありがちなきつさはありましたね。
とはいえ乱闘の現場に行かなくていいとか、仕事の安全面は転職してから格段に上がった感じです。
女性警察官が転職した後の収入
転職先が福祉系の企業だったので、収入は結構下がりました。
これは転職後の業界を選ぶことで回避できると思います。
福祉系の企業だったのでボーナスは信じられないくらい減りましたw
【女性警察官】転職ロードマップ
どうやって転職活動したの?
私の転職の流れを紹介します。
「こういうふうに転職するんだな」と知っておくだけでも役に立つかと。
そのほか警察官を辞めた後の末路はこちらの記事でも書いています。
転職に踏み切った理由
「仕事は楽しいかね?」という本を読んで転職を決断しました。
この本のなかに「その仕事をしていて、幸せになれるかどうかが大事なんだ」的なことが書いてありました。
転職活動を成功させるために
ミイダスというAI診断を使うと自分に合った仕事・合わない仕事、苦手な上司のタイプが分かります。
ミイダスは私が営業が苦手というのを見抜いていました。
AI診断みたいなのはいろいろありますが、ミイダスが一番精度が高かったです。
こういう診断を使うと、自分に合う仕事合わない仕事が分かって転職にも役立ちます。
そもそも転職を迷っている場合
でも、そもそも転職するかどうしようか迷ってる…
プロに相談してみましょう。
ポジウィルキャリアやマジキャリなど、そもそも転職するかどうか、現職に残るならどううまくやるかを相談できるサービスがあります。
有料のサービスですが、初回の無料相談があります。
どちらかというと、親身に相談に乗ってくれるポジウィルキャリアがおすすめ。
話を聞いてもらえるだけでも楽になる部分はあると思うので、興味ある方は無料相談を活用してみてください。
どうやって転職するの?
どうやって転職活動をしたの?
私の場合、「仕事しながらの転職活動」と「適応障害になって有休消化中にした転職活動」の2つのフェーズがありました。
警察官の仕事をしながらの転職活動
警察官として働きながらの転職は、かなり大変です。
当時刑事課にいたため、日中の時間がとれない。
- 郵送の履歴書は昼休みに走って郵便局に行って提出
- 当直明けで多少早く帰れる日を狙って面接(超眠い
- 仕事中に電話がかかってきてなかなか折り返す時間がない
こんな感じでした。
周囲に転職活動をしてるとバレないようにするのも大変。
交番勤務で非番の日がある方がまだ楽だと思います。
休み中の転職活動
適応障害で休んでいる間は、めっちゃ転職活動がやりやすいです。
履歴書をちゃんと書く時間もあります。
面接日程も決めやすいです。
当時の転職活動について、こちらの記事でくわしく書いています。
女性警察官を辞めるメリット
女性警察官を辞めるメリットは以下5つ。
- 体が楽になる
- メンタルも楽になる
- パワハラ・セクハラがなくなる
- 趣味に使える時間が増える
- キャリアの選択肢が増える
メリット①体が楽になる
体が本当に楽になります。
選ぶ仕事にもよりますが
- 三交代や四交代、当直などの不規則な勤務がなくなる
- 決まった時間にごはんをゆっくり食べられる
- 勤務中、拳銃とか重たい装備品を身につけなくていい
体力の面で本当に体が楽です。
メリット②メンタルも楽になる
もちろんどんな仕事をしていてもストレスはあります。
でも、警察官を辞めるだけでなくなるストレスの方が大きいです。
警察官を辞めると死体を見たり、怒鳴られたり、わけわからん現場に放り込まれることがなくなります。
休日呼び出しにびくびくしなくても済みます。
メリット③パワハラ・セクハラがなくなる
私が警察官だった当時、普通に偉い人に怒鳴られたりしました。
ある巡査の先輩はみんなが見てる前で部長に怒られて、作った捜査報告書を投げ捨てられてました。
運が悪いと民間のやばい人にも遭遇するおそれはあります。
ただ警察よりは、はるかに確率が低いです。
警察の常識は世間の非常識
私が警察官だった時、「警察の常識は世間の非常識」と教えられたことがあります。
本当に「警察の常識は世間の非常識」だなと思いました。
「休日にみんな出てきてるからって出勤しなくていいんだ」
「FAXじゃなくてメールで送っていいんだ」
など世間と警察の違いを転職してから色々感じました。
メリット④趣味に使える時間が増える
警察官から転職すると、朝にアホみたいに早く出勤しなくていいです。
常識的な時間に帰れるので、趣味に使える時間が増えます。
メリット⑤キャリアの選択肢が増える
実は、警察官とか自衛隊などの保安系の公務員は、転職エージェントに門前払いされることがあります。
転職が難しいことが多く、転職エージェントの利益にならないためです。
一部、警察官だったことを歓迎してくれる仕事もありますが、そういうのは結局ハードな仕事だったりします。
もしかしたら転職で最初は苦労するかもです。
でも、なんとか警察官から転職できれば、そこからキャリアの選択肢が増えていきます。
女性警察官を辞めるデメリット
女性警察官を辞めるデメリットは以下の3つ。
- 収入が減るリスクがある
- 安定が減る
- 出産・育児のメリットがなくなる
結婚・出産の予定がある女性は、警察官を辞めると特にデメリットを感じやすいかも。
デメリット①収入が減る
警察官の年収は高めです。
警察官を辞めて転職すると収入が減る可能性があります。
収入が減るのが困る人は、できるだけ年収の高い業種や職種を選んで転職しましょう。
転職する時に個人的なおすすめ大手転職エージェント3つはこちら。
- リクルートエージェント:求人数の多さが魅力
- ウズキャリ:定着率の高さが魅力
- doda:使い勝手の良さが魅力
ウズキャリは転職した後、その仕事を長く続けている人の割合が高く、地味におすすめです。
デメリット②安定が減る
公務員の社会的信用度はめちゃくちゃ高いです。
家とか車買う時のローンとか、警察官だとお金を借りやすいです。
とはいえ、私は独身ひとり暮らしで特に安定がなくなって困ったことはありません。
家も普通に借りられました。
デメリット③出産・育児のメリットがなくなる
出産・育児を予定している人限定ですが、警察官を辞めるときに注意したいデメリットがあります。
警察官の場合、出産育休で休みつつ、お金がもらえたりと、出産・育児休業がめっちゃ手厚いです。
ほかの仕事をしていて出産や育児をするよりはるかに恵まれてます。
女性警察官を辞める前にすること
- 仕事の大変さを上司に伝えてみる
- 貯金しておく
まずは上司に相談
上司じゃなくても先輩でもいいですが、信頼できる人に仕事を辞めたい、しんどいということを相談してみましょう。
力になってくれる可能性があります。
べつに相談して解決しなくてもいいんです。
辞める前に相談しておくと、あとから「相談していれば現職で残れたかも」という後悔をせずに済みます。
ただし、相談相手を間違えると「あいつは辞めようとしているらしい」といううわさが一瞬で広まるので注意。
警察官を辞める前に貯金しておく
実際に辞めるかどうかは別として、貯金しておきましょう。
貯金しておけば転職後に収入が落ちても、生活の足しになります。
退職後に就活を始める場合にも、お金があれば落ち着いて転職活動ができます。
女性警察官を辞めて良かったと思えるように
警察官を辞めることが正解かどうか、未来予知することはできません。
「あの時やっぱり警察官を続けておけばよかった」と思う日が来たとしても、もしかしたら警察官を続けていたらメンタルを病んで最悪の展開を迎えてたかもしれません。
つまり、自分の選んだ道を正解にしていくことが何よりも大切です。
あなたが少しでも納得できるキャリアを進めるように応援しています。