- HSP(繊細さん)で、会社で働くのがつらい。
- けれども生活のためにはお金も必要…
- とはいえ、このつらい状況にいつまでも耐えられそうにはない…
- もっと楽に働けるようになる方法はないかな?
こういった悩みに答える記事です。
この記事で分かることはこちら。
- 働くのがつらいHSP(繊細さん)が見失っている2つの考え方
- その考え方をして、どう楽になるのか
- その考え方をするためのコツ
ちなみに、先に答えを言いますが2つの考え方というのは
- 仕事はほかにもたくさんある
- 仕事ではなく働き方そのものを変えたっていい
の2つです。
私自身、HSP(繊細さん)です。
公認心理師と臨床心理士の資格を持ったカウンセラーです。
しかし!
カウンセラーにもかかわらず働くことがつらすぎて、心身ともにどうかなってしまったことがあります。
思えばあの時の私には、
仕事はほかにもたくさんある
仕事ではなく働き方そのものを変えたっていい
という考えが足りていませんでした。
一生懸命になるあまり見落としていたものが多くあったように思います。
今回はそんな私の経験も踏まえながら、HSP(繊細さん)が少しでも働きやすくなるよう解説していきます。
仕事がここにしかないと思うからつらい
今の会社で働くことにしんどさを感じている方。
- ここで働くしかない…
- 生活のためにはつらいことも我慢しないといけない
こんな風に考えていないでしょうか?
もし、そう思っているのであれば、それがつらさの原因かもしれません。
仕事がつらいのはあなたのせいではなく仕事のせい
今の場所で頑張ろうとすること。
そのためにいろんな我慢をすること。
とても苦労されてきたことと思います。
その頑張りは、立派なことだと思います。
あなたが頑張ってもつらいなら。
それは、あなたのせいではなく、仕事のせいです。
あるいは会社のせいといってもいいでしょう。
あなたのせいではないのです。
体験談:ブラック企業でしんどかった私
卒業後、私がついた職は完全ブラックでした。
- 正規の労働時間並みの残業時間。
- 夜勤からそのまま日勤に入ることも。
- 夜勤で仮眠はもちろんご飯を食べる時間すら取れない。
かなりハードでした。
けれども周りの先輩・同僚たちはバリバリ働いています。
そりゃそうです。
そういう人しか残れないんだからw
HSP(繊細さん)の私には、完全に向いてない仕事でした。
けれども、当時はまだHSP(繊細さん)という考え方もありません。
周りはできているのに、自分はできない…
自分はダメなんだ。
と思い悩む日々。
けれども、冷静に考えてみましょう。
- 毎日深夜まで残業。
- 休日なし。
- 夜勤の日に仮眠もご飯の休憩もとれない。
おかしいのは仕事の方です。
ハードな職種とはわかっていました。
けれども、実際にやってみたら思っていた以上にハード。
仕事って、実際やってみないと分からないことも多いです。
だから「やっぱ無理」ってなるのは、仕方ないです。
むしろ「ここ自分にすごくあってた!」となる確率の方が低いです。
特に刺激に敏感で、いろいろなことにストレスを感じやすいHSP(繊細さん)ならなおさらです。
確かに、「これはおかしい」と思うようなハードな仕事でもやれる人はいます。
でも、自分にやれないのなら、これは仕事がおかしい、と気づき行動を起こしていきましょう。
おかしな仕事なのに、
- ここで頑張らないとダメなんだ
- 自分が選んだ仕事だから
- 周りは頑張っている
とこだわり続けることは、あなたを楽にしてくれません。
実際、私はこの考え方にしばられて、限界まで追い込まれました。
楽になる考え方①仕事はほかにいくらでもある
仕事はほかにいくらでもあります。
「一生ここで働き続けないとダメ」なんてことないです。
転職をしろという話ではありません。
ほかの選択肢を持つということが大切です。
もちろん転職したってアリです。
現在すでに体調が悪いとか、かなり精神がまいっているというのであれば、転職あるいはとりあえず休むなど、アクションを起こしてほしいです。
ちょっと本当にメンタルがヤバい人は、退職代行もアリです。
会社に出社せず辞められます。
退職代行ガーディアンとか、転職まで支援してくれます。
会社の人曰く、独自の審査基準でブラックを徹底的に排除しているそうです…!
退職代行について、詳しくはこちらの記事で。
人生には、退職代行にお金払ってでも全力で逃げるべき時もあります。
選択肢を持つことが大事
転職とか退職とか、実際にはしなくてもいいんです。
ただ、
「いざとなればほかに仕事はいくらでもあるんだしやめちゃえばいいや」
という気持ちを持てることが大事です。
選べる選択肢がある、自分の人生の主導権が自分にあるという状態が大切。
- 今の仕事を続ける
- 転職する
- とりあえず仕事休む
選択肢を複数持つこと。
そして、その選択肢の中から自分が選べることが大切です。
「今の仕事を続ける」の一択しかないと、その選択肢でつらいことがあった時に、そこで頑張るしかなくなります。
苦手なことを頑張るのは、誰でもつらいものです。
「自分に合った仕事を探す」ということに労力を使った方が、効果的かもしれません。
ほかにも選択肢があるんだと思えることが、心の余裕を作ります。
楽になる考え方②働き方も会社員だけじゃない
今の仕事がつらいという人におすすめの考え方がもう1つあります。
それが「働き方も会社員だけじゃない」ということです。
働き方も、正社員だけではありません。
- 契約社員
- フリーランス
- 兼業
など、いろんな働き方があります。
特に現在では、そうした自由な働き方をしている人も多くいます。
会社員以外のこうした働き方にも目を向ければ、選択肢が広がります。
選択肢が広がれば、ここがダメでもこんな方法、あんな方法もあるというゆとりが生まれます。
HSP(繊細さん)は会社員に向いてない人が多い
そもそもがHSP(繊細さん)は、会社で働くことに向いてない人が多いです。
会社で働いてると
- 人間関係のストレス
- 苦手なことこそ頑張るという風潮
- 鳴り響く電話
などなどストレスがいっぱい。
HSP(繊細さん)にとって世間一般的な会社、仕事は刺激が多いです。
もちろん、そうした一般的な働き方の中に適応しているHSP(繊細さん)も多くいます。
けれども、適応できていないHSP(繊細さん)の方が、圧倒的に多いのが現実です。
体験談:会社員がつらすぎてフリーランスになった私
私は現在フリーランスのライターとして働いています。
会社員の時と違って
- 人間関係のストレスがない
- 満員電車での通勤ストレスがない
- 電話応対しなくていい
など、快適なフリーランス生活を送っています。
何度転職しても働くことが楽になりませんでした。
会社員というより、もう働くことが嫌でした。
「転職」というワードでネット検索すると、よく広告で転職関連のサービスが表示されます。
いや、転職したいんじゃなくて、そもそも働きたくないんだけど…
そんなことを思う日々。
何度転職してもこんなに働くことがつらいのは、もう働き方が合っていないのでは?
とフリーランスについて調べました。
すぐにフリーランスになったわけではなく、兼業してた時期もあります。
「世界一やさしい フリーランスの教科書」とか「もう内向型は組織で働かなくてもいい」とか本読んで、いろんな働き方を知りました。
読めば読むほど、自分がフリーランスに向いてる気がしてくるw
実際、フリーランスになって仕事のストレス減ったんで、本当にあってたんだと思います。
そのあたりの話はこちらの記事でもしています。
会社員をやめてフリーランスになるというのは私自身、勇気のいる決断でした。
みなさんにとっても、なかなかできる決断ではないかもしれません。
ただ、「こういう生き方もあるんだ」というのを心の片隅に置いておいてください。
ランサーズ など、副業やフリーランスの人が仕事を受けるサービスで、こんな仕事があるんだなとみるだけでもいいと思います。
選択肢が広がり、心の余裕が生まれます。
小さなできることから、選択肢を広げてみましょう。
- いや全然考え方変わりません
- 1人でキャリアについて考えるのがもう無理
という人は、マジキャリとかポジウィルキャリアなどプロのキャリアカウンセリングを使ってみるのもアリですね。
初回、無料のキャリア相談がいずれもあります。
否定せずに話を聴いてもらえるって、それだけでも価値ありますね。
仕事がつらいHSP(繊細さん)の方へまとめ
最後にまとめです。
- ここで頑張らないとダメ、なんてことはない
- 仕事はほかにいくらでもある
- 会社員以外の働き方もアリ
- 大事なのは、選択肢をたくさん持つこと
- いきなり転職したり、フリーランスにならなくていい
- 小さなことから選択肢を広げよう
この記事に書いてあることも1つの選択肢、方法にすぎません。
試してみてダメなら、またほかの方法を探していきましょう!
私もいっぱい試していっぱい失敗しました。
失敗は過程の1つです。
あなたにとって生きるのが楽になる方法が見つかることを応援しています!
転職という具体的な行動に移りたい方は、こちらの記事を参考にどうぞ。
あなたが好きでもない仕事してる間にも、転職活動を頑張ってる人が良い求人をかっさらっています。