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HSPが病院を受診するなら何科?そもそも病院に行くべきか解説

2021/10/08

※プロモーションを含むことがあります

  • 「自称じゃなくてHSPという確定的な診断が欲しい」
  • 「HSPで病院を受診するなら、何科に行けばいいの?」
  • 「そもそもHSPで病院に行くべきか知りたい」

この記事では、こうした疑問や悩みにこたえます。

 

この記事でわかること

  • HSPが病院を受診する時に何科に行けばいいかわかる
  • HSPで病院に行くべきか判断するための基準がわかる
  • 生きづらさを解決したいと思った時の対処法がわかる

 

私は臨床心理士と公認心理師の資格を持っています。

そして、HSPです。

 

子どものころから、生きるのしんどかったです。

新卒で勤めてた時は、生きるのつらすぎて朝泣きながら出勤したこととかありますw

この記事では、専門家としての意見も述べつつ、1人のHSPとしての実体験も交えて、HSPと受診の話を解説します。

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HSPが生きやすくなるためのコツも紹介しているので、ぜひ最後まで読んで行ってください。

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HSPで病院を受診するなら何科?

【結論】

  • 心の問題がつらいなら、精神科やメンタルクリニックを受診しましょう。
  • 頭痛や吐き気など、身体の症状があるなら、まず内科など身体の病気を見てくれるところがおすすめ。

「体がだるい」とか「頭が痛い」となると、すぐストレスかと思いがちですが、普通に身体の病気の可能性もあります。

 

たしかに身体の症状が、心の問題やストレスからくることもあります。

そうした時に、心療内科の受診をすすめられることも。

 

ただ、一番最初に疑うべきは、身体の病気です。

 

病院を受診する時の注意点ですが、何科に行ってもHSPという確定的な診断はもらえません。

【悲報】受診してもHSPの確定診断は出ない

まず、どの科の病院を受診したとしても、

「あなたはHSPです」

という確定の診断はもらえません。

 

なぜなら、HSPが病気じゃないから。

 

したがって、HSPという確定診断が欲しいだけなら、受診はしない方がいいです。

  • 「ほかの病気や発達障害の可能性も心配で診断して欲しい」
  • 「生活にめちゃくちゃ支障が出てて、すごいつらいし自分でもヤバいと思うからどうにかして欲しい」

っていう場合なら、受診もアリって感じ。

HSPという気質や性格に診断はつけられない

病院で診断をするには、「診断基準」があります。

たとえば、精神科だったら「DSM-5」とか「ICD‐10」っていう診断基準があります。

 

HSPは、ここに病気としてのってません。

 

なので、病院で受診しても、HSPという確定的な診断は出ません。

体験談:HSPの確定診断が欲しいと思った私

ぶっちゃけ、私はもらえるならHSPという診断が欲しいなと思っていました。

 

「診断書があれば、仕事とかでももっと自分の生きづらさに配慮してもらえたのでは?」とか思いました。

 

なんか子供のころから、いろんなことが気になってすごいストレスを感じてる。

まわりはみんな何でもないようにやれてて、「自分だけなんかおかしいのか?」と思い続ける不安感。

「それはHSPで、そういう性格だからしょうがないです。HSPは悪いことだけじゃなくていいところもあります、むしろ才能なんですよ」って…

 

そんなこといわれても、全く納得できないです。

 

今でこそ、フリーランスになって、人と全く合わず、刺激のない生活をすることで、おだやかに生活できてます。

でも、自分がHSPじゃなかったら、もっと別の人生があったのではないかと思わずにはいられません。

HSP診断のチェックリスト

現状、HSPかを知る一番の方法は、診断とかチェックリストを使う方法かと。

HSPの提唱者アーロン博士の公式サイトの診断が、一番いいと思います。

 

他にも、診断サイトってあるんですけど、出どころが不明。

 

アーロン博士のサイトが、安心です。

ちゃんと日本語訳になってます。

本を読むのもアリ

HSPを「繊細さん」と呼び、HSPという言葉を日本でめっちゃ有名にした武田先生の本もわかりやすいです。

 

>>>武田先生の本を調べてみる

 

私も、この本を読んで自分がHSPと知りました。

 

後は、世界的なベストセラー「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」という本も、自分がHSPかを知る手がかりになります。

 

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HSPが病院でやってもらえること

HSPの確定診断はもらえませんが、病院でやってもらえることもあります。

 

まとめると以下のとおり。

  1. 病気(不安障害など)や発達障害の診断、治療
  2. HSPの困り感からくるうつ病などの治療
  3. 適切な相談先の助言がもらえる

①病気や発達障害の診断、治療

HSPの困り感は、他の病気や発達障害と似ているところがあります。

【不安障害とHSPの共通点】

  • 刺激に敏感
  • 細かいことが気になる
  • 不安になりやすい

 

【発達障害とHSPの共通点】

  • 刺激に敏感
  • 人とのコミュニケーションが苦手
  • 細かいことが気になる

 

HSPと発達障害の違いについては、こちらの記事で解説しています。

HSPだけではなく「発達障害かも…」と不安に思ってる人向けの記事です

 

  • HSPだけど、生きづらさや日常生活の支障がすごくある。
  • 何か他のメンタルの病気や発達障害じゃないか心配。

という場合には、精神科やメンタルクリニックを受診するのもアリ。

②HSPの困り感からくるうつ病などの治療

HSPで、いろんなことしんどかったりつらくて、その結果うつ病になってしまった…

というような場合も、精神科やメンタルクリニックで診断や治療を受けられます。

 

というか、こういう場合は、むしろ早めに受診すべき。

もちろん一番は、そうならないように予防ができることなんですけど…

 

HSPで職場の人間関係もうまく行かなくて、めっちゃストレス。

夜、不安で眠れないし、こんなに役に立たない自分は死んだ方がいいと思ってる…

とか、早く病院行きましょう。

③適切な相談先の助言がもらえる

病気じゃなかったら、カウンセリングとかあなたに合う相談先について助言をもらえるかも。

 

もし何もいわれなかったら、自分から「カウンセリングとかもアリなんですかねー?」とか聞いてみましょう。

 

病院を受診するかの判断基準

以下に当てはまる場合は、受診がおすすめ。

①日常生活に支障がある

→例)鍵かけたか不安になって、何度も確認してたら仕事に遅れた

 

②身体の不調がある

→夜眠れてなくて、日中の眠気がひどいしだるい

仕事に行く時いつもおなかが痛くなる

 

③対策しても生きづらさが消えない

→できることやったけど、結局気持ちは晴れず、生きるのがしんどくて、ちょっともうダメかも…

 

ポイントは

「病院行こうかどうしようか迷ったら行く」

ですね。

 

なんでかというと、心が健康だったらそもそも「病院行こうかどうしようか」悩むことすらないからです。

 

「病院行こうか迷う」ということは、「迷う何かがある」ということです。

悪化する前に、早めに受診しましょう。

 

病気じゃなかったなら、「あーよかった」で済む話ですから。

とはいえ、やっぱり病院に行くのはちょっとしんどい…

という人は、次で紹介する対処法を試してみましょう。

 

それでもダメだったら、病院を受診するというのもアリ。

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HSPが病院を受診する前に試しておきたいこと

HSPでしんどいなと思った時に、まずは以下の3つを試してみましょう。

  1. 刺激を受けないようにする
  2. リラックスする時間を持つ
  3. 話を聴いてもらう

 

対処法①刺激を受けないようにする

HSPが刺激に敏感なのは、もうどうしようもないです。

自分が努力するより、環境の方を変えた方がうまく行くことも。

 

専門家は「環境調整」とかいいます。

 

環境調整の例

たとえば、音に敏感なHSPの人の場合。

電話がめっちゃガンガンなりまくる職場だと、しんどいです。

 

本人が、「こんな対処法あります、こういうのもいいですよ」というのをいろいろ試して頑張るより、電話が鳴らない静かな仕事をすれば問題解決です。

職場で異動させてもらえれば、ストレスなく速攻問題解決です。

(異動ができるかどうかは別としてw)

 

HSPが刺激を減らす工夫

仕事を選ぶ時にも、人混みが苦手なら、通勤がないフルリモートの仕事にするとかもアリ。

Re就活とかで調べると、結構リモート求人見つかります。

どんな求人があるか見てみるだけでもいいかと。

最初のメアドの登録をしたら、その後の詳細は入力せずにメールに貼られてるリンクから求人検索ページに飛べます。

できるだけ刺激を受けないように、生活していきましょう。

 

対処法②リラックスする時間を持つ

HSPだと、普通の人が10くらいしかストレスたまらないところで余裕で50くらいストレスためます。

 

刺激を受けないようにしたって、生きてたら絶対に刺激は受けるしストレスたまりますよ。

それをこまめにリセットするのに、リラックスする時間が必要です。

 

  • お風呂に長めにつかる
  • 1日30分好きなゲームをする
  • 週末に出かける用事を作る

とかなんでもいいです。

 

自分の心が休まったり、元気になれる時間を持ちましょう。

 

対処法③話を聴いてもらう

身近に話を聴いてくれる人がいれば、その人に話を聴いてもらいましょう。

 

話をするだけでも、言葉にして外に出すことで、思考がぐるぐる巡るのが止まることも。

話すことで、思考が整理されたりもします。

 

ただ、みんながみんな身近に相談できる人がいるわけじゃない。

私も、相談できる人はいませんでした…w

 

そういう時は、個人の臨床心理士や公認心理師のカウンセリングを受けるのもアリ。

最近は、そういう専門家に気軽に自宅からカウンセリングを受けられるオンラインカウンセリングもありますからね。

 

この前、チャットでできるカウンセリングも見つけて、結構な驚きでした。

 

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時代は進みましたね…!

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特に仕事とかキャリアに関することで悩んでいるなら、キャリアカウンセリングもアリ。

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1回話聴いてもらって、もし何か心がスッとするのであれば、話を聴いてもらうことに効果があるんだなと、自分のストレス対処法がわかります。

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HSPが病院に行くべきかは自分で決める

病院に行くかどうかは、自分で決めてOK。

自分がしんどいと思ったら行っていいんです。

 

まずは、自分なりに対処してみましょう。

仕事の悩みならポジウィルキャリアとかで無料相談するのもアリ。

 

やっぱり生きづらさが消えないなら、病院受診してみましょう。

 

迷ってる間に悪化してしまうのが怖いので、まずは行動してみましょう。

何か変化が起こるものがあれば、それがあなたに合った方法ですよ。

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