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HSPと発達障害の違いを臨床心理士が解説!病院受診もアリな理由

2021/09/16

※この記事はプロモーションを含みます

「HSPじゃなくて発達障害なのかな?」

「HSPと発達障害の違いを知りたい」

「メンタルクリニックとか病院行ったほうがいいのかな?」

 

この記事では、こうした疑問や悩みにこたえます。

 

この記事で分かること

  • HSPと発達障害の違い
  • 病院に行くべきかの判断の仕方
  • HSPや発達障害で生きづらい時の対処法

 

私は臨床心理士と公認心理師の資格を持っています。

そして、私自身HSPです。

 

私も「自分は発達障害かも…」と思っていた時期があります。

心理学のテキストに書かれている発達障害の特徴を見てると

「私のことか?」

と思ってしまいます。

 

HSPか発達障害か、あるいはその両方か。

いずれにしても、何かしら感じている生きづらさにどう対処していくかが重要。

 

HSPと発達障害の違いはもちろん、「じゃあどうしたらいいの」というところまでこの記事では考えて行くので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

HSPと発達障害は別物

結論からいうと、HSPと発達障害は別物です。

 

ザックリいうと、

  • HSP:人に気を使いすぎる、人の気持ちが分かりすぎる
  • 発達障害:人に気を使えない、人の気持ちが分からない

という違いがあります。

 

ただし、発達障害でも、対人コミュニケーションで

こういう時には、こういう反応をすればいい

というパターンを学習して、適切にコミュニケーションをとれる人もいます。

 

HSPは精神疾患ではない

HSPはメンタルの病気ではありません。

 

発達障害はメンタルクリニックや精神科で診断を受けられますが、HSPはできません。

アーロン博士という人が「こういうHSPっていう繊細なタイプの人いるみたいです」な感じで広めた気質とか、性格の傾向みたいなものです。

 

HSPについては世界的なベストセラーになっている「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」という本で詳しく紹介されています。

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HSPは精神疾患ではないので、ほかの不安障害などの精神疾患とも違います。

 

しかし、

ミスをしてないか不安になって何度も確認してしまう

こんなことが起きたらどうしようという悪い考えばかりが浮かぶ

など、HSPの特徴の中にはメンタルの病気の症状と似たものもあります。

 

こうした症状があると、

「自分は病院に行った方がいいのではないか?」

と思う人もいるでしょう。

 

病院に行った方がいいかどうかの判断の仕方を、次で解説します。

 

病院の受診の判断の仕方

以下に当てはまる人は、受診もアリです。

 

  1. 日常生活が送れないくらいに支障があって困ってる
  2. 自己判断だけど発達障害や不安障害など、メンタルの病気などに当てはまってる気がしてる

 

日常生活にしようっていうのは、

家のガスの元栓閉めたか確認せずにはいられなくて、家に戻ってたら仕事に遅刻した

とかですね。

遅刻という形で支障が出ています。

 

また、心が健康な人は

  • 「自分発達障害かも」
  • 「精神科行ったほうがいいかな」

という迷いが、そもそもありません。

 

迷いがあるということは、何かしら生きづらさだったり、もっと楽に生きていきたいとかの気持ちがあるんだと思います。

そのきっかけとして、精神科やメンタルクリニックの受診は選択肢の1つとしてアリです。

 

 

本当に病気か歯、医師の判断で決まります。

自分で考えていても不安がたまり時間だけが過ぎて行ってしまうので、まずは病院に行ってみましょう。

 

よく分からなかったら受診

「支障がある」とかいっても、どのくらいの支障があれば病院行ってもいいのかなど、迷う人もいると思います。

よく分からなかったり、迷ったら受診しましょう。

 

一番さけるべきなのは、病気の発見が遅れて悪化することです。

 

  • 「発達障害なのかな?」
  • 「このくらいで病院行っても良いのかな?」

などと迷っているうちに、状態が悪化してしまうのが一番困ると思います。

 

よく分からなかったり、迷ったら病院に行きましょう。

 

精神科やメンタルクリニックでできないこと

逆に、精神科やメンタルクリニックでできないことは以下のとおり。

 

  • HSPだという診断をして欲しい
  • 長い時間、話を聴いて相談にのって欲しい

 

病気の診断はできますが、HSPは病気ではないので、HSPという診断はできません。

 

また、精神科はめちゃくちゃ混んでます。

初診とか予約とろうと思ったら、1か月先とかもあるあるです。

そのため、基本的に長いこと先生に相談はできません。

HSPや発達障害で生きるのがつらい時

病院受診以外で、HSPや発達障害で生きるのがつらい時の対処法については、以下のとおり。

 

  1. 自分でできる方法で対処
  2. 周囲に助けてもらう
  3. 自分に合う環境を選ぶ

 

自分でできる方法で対処

生きづらさがそれほどでもない場合、これが一番手っ取り早いです。

  1. 刺激を減らす
  2. 自分が得意なことに取り組む
  3. 疲れたら早めに休息をとる

とかですね。

 

今書いたのはあくまで一例なんで、自分にとってうまく行く方法で良いです。

できるだけたくさん自分の対処法を持っておくといいです。

 

私は

  1. 寝る
  2. 好きなことして遊ぶ
  3. ペットと遊ぶ

とかですね。

 

周囲に助けてもらう

自分の力だけでは、どうにもできない時もあります。

そんな時、HSPでも発達障害でも、助けてくれる身近な人の存在は心強いものです。

 

  • 職場の上司に相談して業務量を配慮してもらう
  • 仕事がつらい時に、相談できる先輩がいる

とかですね。

 

助けてくれそうな人がいれば、どんどん頼りましょう。

 

とはいえ

「いやいや、そんな都合よく助けてくれる人はいないよ」

という人も多いでしょう。

 

そんな時は、環境を変えてみましょう。

 

自分に合う環境を選ぶ

転職するとか、働き方自体変えてフリーランスになるとかアリです。

大きな決断ではありますが、環境が変わるとかなり生きやすさが変わります。

 

私も何度転職しても、生きるのがしんどくて

「これはもう仕事じゃなくて、会社員という働き方が合っていないのでは?」

とフリーランスになったところ、生きやすくなりました。

 

転職して、働く場所変えるのもアリ。

自分に合った仕事とか、向いてない仕事を自動診断してくれるサイトとか紹介してます。

 

転職だけじゃなくて、フリーランスになるとか自分のキャリアに迷いがあるなら、キャリアカウンセリングとかもアリ。

【マジキャリ】とか、無料のキャリアカウンセリングを受けられます。

 

無料でとりあえずキャリアカウンセリングを受けてみて、興味があれば使うもよし、話してみるだけでも何か気付きを得られるかもです。

 

発達障害の場合、無料で受けられる支援もある

発達障害の場合、就職については就労移行支援施設などで無料で支援を受けられます。

まだ診断がついてなくても、見学とか相談に乗ってもらえます。

おすすめの就労移行支援については、私がライターとしてかかわっている「就労移行支援ポータル」の記事でどうぞ。

HSPか発達障害か気になるなら行動を

HSPか発達障害か、それとも両方か。

ずっと考えていても答えが出るわけではありません。

 

病院へ行ってみたり、とりあえずオンラインカウンセリング受けて話を聴いてもらったり、何かしら行動を起こしてみましょう。

行動した結果、何か生きづらさが少し解消される感覚があるなら、その方法をどんどん進めてみましょう。

 

何もしないことには、ずっとつらいのが続くだけです。

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」を読んでみて、HSPについて知るだけでもいいと思います。

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ぶっちゃけここまで来ても、本当に行動を起こす人って数%です。

 

何もしてない人は、自分が変われたかもしれないチャンスをその数%の人にとられてます。

その数%の人たちに、引き離されてます。

 

小さなことでも行動の積み重ねが、変化のきっかけになります。

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