同人誌やグッズの通販をやってみたい人に、BOOTHは
- 誰でも
- 簡単に
- 無料で
- すぐに
始められるというのが強いです。
私は10年以上同人オタクをやっていますが、初めて使った通販サービスはBOOTHでした。
今ではメロンブックスも使っていますが、BOOTHも使い続けています。
この記事では
- BOOTHではどんな販売方法があるか
- 各販売方法のメリットデメリット
- 自分に合った販売方法の選び方
これらについて解説していきます。
そもそもBOOTHって何という人はこちらの記事からどうぞ。
BOOTHでのショップ開設がまだという人はこちらの記事を参考にして、まずはショップを開設しましょう。
BOOTHには5つの販売方法がある
販売方法は大きく5つ。
- 自宅から発送
- あんしんBOOTHパック
- 倉庫から発送
- ダウンロード販売
- pixivFACTORY連携
私もどれで通販すればいいのか迷いました。
ちなみに、私が使っているのはあんしんBOOTHパックです。
それぞれの販売方法について解説していきます。
自宅から発送
注文が来たら、自分で商品を梱包、発送する方法。
自宅から発送の場合、買った人の氏名や住所、電話番号などの情報がショップオーナーに開示されます。
買う人が個人情報知られるの嫌で、買ってもらえない可能性大です。
ぶっちゃけ、自分が買う時にどこの誰とも知れない同人オタクに自分の個人情報開示したくないでしょww
企業とかのBOOTHアカウントならまだしも。
さらには自宅から発送の場合、送料はショップオーナーが発送時に払います。
この送料の問題は結構ややこしいです。
商品登録の時に、送料を商品代に含めるか、それとも送料は別でとるかとか自分で設定でいるのですが、逆を言うとどっちにするか決めないといけない。
面倒です。
そこでおすすめなのがあんしんBOOTHパック。
あんしんBOOTHパック
私の一番のおすすめはこのあんしんBOOTHパック。
周りのオタクで使ってる人が多いのもこれ。
なぜ、あんしんBOOTHパックがおすすめかというと、これが一番お手軽だから。
個人情報について
あんしんBOOTHパックは、お互いの住所や名前などの個人情報を知られることなく通販できます。
自分の住所とか名前知られるのはもちろん嫌です。
それに、誰かの個人情報を自分が握ってしまうのも、プライバシーにうるさい昨今できれば避けたい。
その点、あんしんBOOTHパックは個人情報のやり取りがないので助かります。
ただし、おおよその位置は知られる可能性があります。
というのも、クロネコヤマトの荷物追跡サービスで、集荷営業所と配達営業所は分かります。
そのため、自宅近くの営業所から発送した場合に、その営業所は買った人にも知られることとなります。
気になる人は、出かけた先や職場近くから発送しましょう。
ただいずれにせよ、関東とか関西とか、おおよその活動圏は知られることになります。
梱包発送について
あんしんBOOTHパックでは、注文が入ったら自分で商品を梱包発送します。
梱包した商品をクロネコヤマトに持っていくとか、PUDOステーション(荷物の発送とか受け取りができるロッカー)にぶち込んで手続きするとかで発送できます。
クロネコヤマトの方で、住所氏名などの個人情報が書かれていない特別な伝票を貼ってくれて、それでうまいこと配送してくれます。
しかも、送料も自動計算。
タダの自宅から発送と違って、発送作業の時にショップオーナーが送料を支払う必要もないです。
お金はすでに自動計算されて、買った人が決済時に商品と一緒に払ってくれています。
なので、発送時はただ荷物持って行って出すだけ。
楽です。
あんしんBOOTHパックがおすすめです。
メリットデメリットはまとめるとこんな感じ。
あんしんBOOTHパックのメリット
- 個人情報のやり取りの心配がない
- 送料自動計算で購入時に支払われているから送料のこと気にしなくていい
- 商品登録してすぐ販売開始できる
- 自分で発送梱包するので、手書きのメッセージやノベルティを添えることができる
- 予約販売もできる
あんしんBOOTHパックのデメリット
- 梱包・発送の手間がある
- 大量の注文が入った場合、特に大変
- おおよその地方は知られる
- 発送忘れに注意
発送を忘れた私の話w
注文が入るとメールで通知が来ます。
私はメールを確認して後でそのまま放置して、発送作業を忘れてしまったことがありますw
各ショップで、発送までの所要日数を設定しますが、この日数を過ぎても発送してないと、
「お前発送してないぞ」
とBOOTHからメールが届きます。
私はこのメールが来て発送忘れに気付きましたw
自宅から発送、あんしんBOOTHパックでの商品登録の方法はこちらで詳しく書いています。
実際にこちらの方法で商品を登録したい方は参考にどうぞ。
倉庫から発送
商品をBOOTHの倉庫に発送。
注文が入ると、倉庫の方で梱包発送してくれる方法です。
倉庫から発送のポイント
- 梱包・発送作業なくて楽
- 個人情報のやり取りなし
- 送料の心配もなし
- 予約販売も可能
- 買ってくれた人の手元に届くまでに時間がかかる
倉庫から発送は、在庫数が多い時におすすめの方法ですね。
私個人としては10を超える注文が一度に入ると、自分で梱包発送するの大変です。
なので、一度に10以上の注文が来そう。
とにかく梱包発送を自分でやるの嫌だって人は倉庫から発送にしておくのが無難。
こちら発送元は倉庫になるため、お互いの個人情報のやり取りがなくて楽です。
送料設定なども必要ありません。
ただし、商品の発送までに時間がかかるというデメリットがあります。
買ってくれた人の手元に届くまでに時間がかかります。
実際「BOOTH 倉庫から発送」でグーグル検索すると、検索候補で「BOOTH 倉庫から発送 遅い」が出てくるくらいですw
倉庫に商品が到着してから入荷作業が完了するまで約7~16営業日かかります。
出荷はそこからさらに2~3営業日かかります。
そのため、買ってくれた人の手元に届くまでに時間がかかります。
ダウンロード販売
本のPDFデータとかのデジタルコンテンツを販売できます。
- 販売開始して、すぐ買ってすぐ読める
- 梱包発送とか送料の心配一切なし
- めっちゃお手軽
商品登録するのに、自分の本をPDFとかの登録できるデータにする手間はあります。
ただそれも最初だけ。
一回商品登録すればあとは楽。
ここでコマーシャルですw
突然の宣伝ですけど、私もダウンロード販売で文学フリマで頒布していた本を売っています。
「大丈夫会社をやめても生きていける」
という日本語に心惹かれるもののある方どうぞ。
ワンコインです!
pixivFACTORY連携
グッズ販売向けです。
pixivFACTORYというのは画像を登録すると、その絵でアクリルキーホルダーとかマスキングテープとかのグッズを作ってくれるサービスです。
ショップオーナーは画像をアップロードして、商品の値段などの商品情報を登録するだけ。
注文が入るたびにpixivFACTORYが自動で商品を生産して、購入者に発送してくれます。
そのためショップオーナーは在庫を抱えなくていいし、梱包や発送の手間もありません。
- 画像1枚あれば作れる
- 1個からでも作れる
- 在庫を抱えるリスクなしで販売できる
というのが強いですね。
ほかの同人誌の印刷所でも、アクリルキーホルダーとかのグッズ制作できますが、在庫を抱えるリスクがあります。
注文時点で20個とか数を決めないといけないので。
ただし、pixivFACTORYは完全に通販用です。
なので、ツイッターとかで
「自分こんなんpixivFACTORYで作りました買ってね!」
ってセールスしていくことになります。
ジャンルとかにもよりますが、ある程度知名度ないと数売るのは厳しさあるかとおもいます。
どの販売方法がいいの?
それぞれの販売方法がどんな人におすすめかまとめました。
自宅から発送
正直、あまりおすすめしません。
個人情報のやり取りをしないといけないので、手間です。
買う側の立場から考えると、個人情報を教えたくないので、使わない可能性大。
買ってもらえないデメリットがデカいです。
あんしんBOOTHパック
- 自分で梱包発送するの別にOK。
- むしろそういうの好き。
- イラストカードとかちょっとしたノベルティを買ってくれた人につけたりしたい。
といった人におすすめ。
倉庫から発送
- 個人情報やり取りしたくない
- 梱包発送の手間もかけたくない
という人向け。
ダウンロード販売
とにかく楽に販売したい人向け。
在庫の心配も梱包発送の手間もない。
一番楽です。
pixivFACTORY
在庫のリスクなくグッズ通販で人に買ってほしい人向け。
一番受取金額が多い販売方法はどれ?
一番気になるのはやっぱお金のことだと思います。
公式に記載されている、各発送タイプの受取金額比較がとても分かりやすいです。
1000円の同人誌を1冊販売した場合の受取金額はこんな感じ。
受け取れる金額 | |
自宅から発送 | 1108円(送料を引くと910円) |
あんしんBOOTHパック | 901円 |
倉庫から発送 | 896円 |
ダウンロード販売 | 922円 |
pixivFACTORY | 157円 |
自宅から発送が一番受け取れる金額多いですが、よく見てください。
1000円の同人誌なのに、受取金額1000円を超えているのですw
(私が間違えているわけではありませんw公式にこう書いてありますw)
これはなぜかというと、自宅から発送の場合、ショップオーナーが発送時に送料を払うことになるからです。
BOOTHの公式ページの例だと、送料198円想定です。
なので手元に残るのは実質910円。
手元に残る金額多いランキング
ショップオーナーの手元に残る金額が多い順でいうとこんな感じ。
- ダウンロード販売
- 自宅から発送
- あんしんBOOTHパック
- 倉庫から発送
- pixivFACTORY
ただ、一概にこの順番で得かというと微妙ですw
自宅から発送とあんしんBOOTHパックについては、自分で梱包する必要があります。
梱包に必要な封筒や段ボールなどの資材は自腹です。
とにかくお金を損しないようにしたい人は↑の順番を参考にしてみてください。
ただ、買ってくれた人にノベルティつけたり、手書きのメッセージ描いたりするのはそれはそれで自家通販の楽しみです。
それぞれにメリットデメリットがあるので、自分のやりたい方法でやりましょう。
私の通販方法
私はあんしんBOOTHパックとダウンロード販売を使っています。
ここ数年はBOOTHのほかにメロンブックスでも通販しています。
イベント前から予約スタート
イベント開催より前から、メロンブックスとBOOTHのあんしんBOOTHパックで予約を開始してます。
ちなみに、予約は可能であれば印刷所に入稿する前に予約かけます。
で、予約の入り方の数を見て印刷部数を決めて印刷所に発注、入稿。
予約いっぱい入るなって思ったら印刷部数も多くします。
逆に思ってたより予約はいらないなってなったら印刷所に注文する数少なくします。
メロンブックスには基本的に完売する見込みのある部数しか入れません。
何年も同人オタクやってて、大体自分の本がどれくらいの部数買ってもらえるかはわかっているので、そこから予想してメロンブックスに「●部売りたい!」と委託申請出してます。
よっぽどメロンでの注文数が多かったら追加で委託申請出すこととか、再販することもあります。
イベント以後の動き
で、イベント当日にはBOOTHの在庫をいったんゼロにして、注文できないようにします。
ここが地味に大事。
現地で完売した後に、BOOTHで注文入っちゃっても本がありませんw
なので、イベント当日は一時的に手動で在庫をゼロにして注文できないようにしています。
で、イベント終了後、余ったものはBOOTHの在庫として消化という感じです。
それとダウンロード販売もします。
だいたいこんな感じです。
BOOTH販売方法の選び方まとめ
販売方法にはそれぞれメリットデメリットがあるので、自分に合ったものを選びましょう。
- 自分で梱包発送もする自家通販やりたい人はあんしんBOOTHパックがおすすめ。
- 同人誌の通販でとにかくお金かけたくなくて、楽したい人はダウンロード販売。
- 形ある紙の本やグッズを販売したくて、手間をかけたくない人は倉庫から発送。
どれがいいかわけ分からなかったらあんしんBOOTHパック
BOOTHで初めて通販する人で、どの販売方法がいいかわからない人はとりあえずあんしんBOOTHパックがおすすめ。
たくさん注文入った時に梱包発送やれるか不安なら、予約とか注文の可能数を10とか、自分の対応できる範囲にしておけばOK。
で、やってみたら楽しかったってなったら引き続きあんしんBOOTHパックを楽しみましょう。
手書きのメッセージ入れるのも楽しいですよ。
梱包発送マジで面倒だったってなったら、次回から倉庫から発送を選びましょう。
まずはやってみないことにはわかりません。
大事なのはまずはやってみることです。
それと、二次創作の同人誌やグッズの販売の場合はくれぐれも用法容量を守って楽しくオタクしましょう!
みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!