- 「就労支援員はストレスが多いのに、給料が安いし辞めたい」
- 「でもお金のこともあるし、すぐ辞められない」
- 「ワークライフバランスの取れた生活を送りたい」
ストレスが多いし給料も安いので、就労支援員って辞めたくなりますよね。
私は過去、就労移行支援施設で働いていたことがあります。
ミイダス っていう無料の適職診断でも、向いてなさそうだったしw
福祉施設の職員として頑張ってきたあなたが、今度は自分で自分を幸せにできるよう、キャリアの話をしていきます。
【この記事を書いた人】やまざき
- 某就労移行支援で3年間勤務
- 面談、カリキュラム進行、病院や面接の同行、社内研修、電子請求など就労移行支援の大体の業務を担当
- この先、新卒の方が自分の給料より高くなることが判明し退職
\違和感の原因がわかる/
就労支援員を辞めたい理由3つ
就労支援員を辞めたいよくある理由は以下の3つ。
- メンタルがきつい
- 仕事が忙しすぎ
- 給料が安い
みんな就労移行支援で働く人のことで、ルール的に生活支援員が何人、職業指導員が何人っていないといけないから、名前が違うだけです。
辞めたい理由①メンタルがきつい
利用者さんの対応、結構メンタルやられません?
心無い言葉を浴びせられたり、クレームを食らうこともあってストレスがたまります。
思ったような支援ができなかったりということも多々アリ…
辞めたい理由②仕事が忙しすぎ
- 個別支援計画の作成(しかも数か月おきに)
- 記録の作成
- 面談(唐突な不調で突発的に発生することも)
- カリキュラムの進行
- 面接や通院の同行etc...
あげたらきりがないほどで、やることが…やることが多すぎる!
これに加えて備品の発注とかの雑務も。
人がすぐ辞めたりして人手も足りず就労支援員は忙しいです。
辞めたい理由④給料が安い
就労支援員って仕事のストレスがめっちゃあるのに、給料安いじゃないですか。
給料が高いならいろんな大変さも我慢できますけど、給料が安かったら頑張る気にならない。
しかも、新卒の方が初任給高くなってて、給料が自分と変わらないとか、自分より多いとかもう就労支援員を辞めたくもなります。
就労支援員の仕事の大変さは、こちらの記事でさらにくわしく紹介しています。
【就労支援員を辞めたい】ストレスで病む前に試すこと
就労支援員を辞める前にやれることは以下の3つ。
- 現職でうまくやる方法を探す
- 適職診断をしてみる
- プロに相談する
方法①現職でうまくやる方法を探す
たとえば、担当の利用者さんが多くて大変なら、新しい担当を任されそうになった時「今大変なんでこれ以上は厳しいです」としっかりいう、とか。
少しでもストレスのもとになってることを減らせるように行動してみましょう。
利用者さんの対応で困っているなら、朝礼や終礼などで困っている状況を話してみたり。
- 自分がなにを負担に感じているのかリストアップ
- 解決策もリストアップ
- あとはひたすら実践
このサイクルで現状の変化を目指します。
いよいよダメになって仕事を辞めるという時の流れや体験談も紹介します。
体験談:現職でうまくやる方法が失敗した私
お察しのとおり、私は現職でうまくやろうとしましたが失敗しました。
- 担当も断りましたが、利用者さんが増えまくり断れない
- 仕事が忙しくてキャパオーバーになっていると面談で相談したら「業務を効率化しろ」といわれ、「業務の効率化」という新たな仕事を増やされる
- 勤続年数が増えて、社内の研修を任されたりでストレス爆増
年々負担が増え、ストレスだけがたまり続けました。
方法②適職診断してみる
適職診断をして、多少なりとも適性があるなら
というモチベーションになります。
適職診断のおすすめはミイダス。
私は就労移行支援の営業の仕事をしてた時もあるのですが…
営業の適正なし!
ミイダスでは、
- 得意な仕事
- 苦手な仕事
- 苦手な上司のタイプ
などがわかります。
就労支援員の適正がないと判明
適職診断をして就労支援員に適性がなくてもそれはそれでOK。
苦手を克服して頑張ろうって思うかもしれない。
ほかに向いている仕事があるかもと思うなら、次のキャリアに活かせばOK。
自分の仕事の適性が分かれば、今後どうしていけばいいのかヒントを得られます。
就労支援員を辞めたいけど…ストレスに向き合い楽しく働くコツ
ストレスから就労支援員を辞めたい、でも…
- 「転職活動するのは面倒」
- 「お金のことがあるから、仕事はしなきゃ」
- 「転職回数が多いからできればもう転職したくない」
という人もいるはず。
そんな人のために、ストレスと向き合いながら楽しく働くコツを紹介します。
ストレス対処①仕事にやりがいを見つける
利用者さんが就職できたときに一緒に喜ぶ、っていうのはよくあるやりがいですね。
ただ、利用者さんの就職ってそんな頻繁にはありません。
もっと細かくて少しでも多く日々感じられるものの方がベター。
小さな日々のやりがいでストレスに対処
たとえば以下のようなものを、やりがいとしてみてはどうでしょう?
- 電子請求業務が今月も無事に終わった
- 今週もしっかり担当してるカリキュラムの進行ができた
- 休みがちだった○○さんが今週は休まなかった
自分にとってポジティブに思えるものなら何でもいいです。
何気にこういう小さなことの積み重ねがストレスを癒してくれたりします。
ストレス対処②自分にごほうびをあげる
上のストレス対処①が、あまりうまく行きそうになり人は、自分へのごほうびをつくるといいです。
たとえば、「今週の担当カリキュラム進行をやれた」それ自体にやりがいを感じられない人は、達成後に「ケーキ買っていい」とかごほうびを設定しましょう。
そうすると、少し仕事が楽しくなるかもです。
ストレス対処③職場の人との雑談を楽しむ
就労移行支援の職場って、ストレスすごくて辞めたくなるだけあって、従業員同士の一体感のようなものが結構強かったりします。
皆ストレスたまってるので、利用者さんが帰った後に仕事と全然関係ないちょっとした雑談をしたりして、結構リフレッシュできます。
あのときの同僚たちに感謝!
ストレス対処④趣味に没頭する
という人は、もう仕事以外にモチベーションをもってきた方がいいです。
ライブに行く、お酒を飲む、なんでもいいですが、そうした趣味のために仕事してるっていう考え方もアリ。
就労支援員を辞めたいときの辞め方
という人向けに、実際に辞めるときの流れを紹介します。
ここを読んで辞めたくなる人は、かなり来てますね。
辞めるタイミング
一般的に正社員なら、2週間前に言えば辞められるとよく言われています。
就労支援員の場合、引継ぎなどもあり1か月以上前には退職を申し出ておくとスムーズです。
たとえば12月末で辞めたいなら、11月中に申し出ましょう。
就業規則もチェック
会社の就業規則で「30日以上前に申し出ること」とか、いつまでに退職を申し出るか決まってるケースもあります。
会社によっては、会社全体の共有フォルダに就業規則があったり、入社時にもらっていたりするので、確認してみましょう。
辞めるときのポイント
退職は直の上司に口頭で伝えましょう。
私の場合、残業中にあえて残って上司とふたりになった時に申し出ました。
という人は、こちらの記事をどうぞ。
HSPっていうのは、刺激に敏感で心身ともに疲れやすい特徴のある人のこと。
別にHSPじゃない人でも大丈夫な内容になっています。
方法③プロに相談
就労支援員の人はよく言うセリフだと思いますが、相談は大事。
キャリアカウンセリングでプロに相談するのもアリ。
ポジウィルキャリアとかマジキャリとかには初回の無料相談があります。
否定されずに自分の悩みを聴いてもらえます。
無料相談するだけでも、自分の悩みが整理できますよ。
※LINEの友達登録でお役立ち情報ゲット!
体験談:ストレスで就労支援員を辞めた6年後でも後悔なし
私は就労支援員を辞めて6年ほど経ちます。
「辞めたい」って思うのは、何か大変なこととか辛いことがあるわけです。
辞めたっていい。
世の中、辛いことを我慢するとか、頑張るみたいなのが評価される傾向がありすぎ。
辞めたくなる職場がおかしい
よく「入って1か月で辞めるなんておかしい!」とか、短期離職を責める発言もあるじゃないですか。
短期で辞める人がおかしいのではなく、短期で辞めたくなるような職場の方がおかしい可能性を考えてもいいと思います。
体験談:入社当日の昼に失踪した社員
私がいた就労移行で、伝説の社員がいます。
入社当日の昼、ごはん食べに行ってきますと出ていって、そのまま帰ってこなくなりました。
闇が深いw
その社員がおかしいのか、新入社員が3時間程度で辞めたくなる職場がおかしいのかは迷うところです。
就労支援員を辞めてよかった
私は、就労支援員辞めてから、人材系企業に転職しました。
と思いましたねw
就労支援員を辞めて変わったこと
福祉から人材系企業に転職して、いろいろ変わりました。
- 休憩時間にも利用者さんの対応したり、電話応対したりしなくていい
- 福祉業界特有のやりがい搾取がない
- ボーナスの額が、ゼロ一つ増えたw
福祉を志す人って、みんな優しかったりするじゃないですか。
人の優しさにフリーライドして、低賃金でやりがい搾取する福祉業界はやっぱりおかしかったなって思いました。
【就労支援員を辞めた後】転職ロードマップ
転職は転職で大変です。
実際に転職するかどうかは別として、転職の流れを知りたい人は以下を参考にどうぞ。
転職のパターンは、以下の2つ。
- 障害者支援や福祉の仕事に転職する
- 別の業界に転職する
いずれも転職の流れは一緒です。
まず、転職の流れを説明してから、パターン別のメリット・デメリットを紹介しますね。
【脱・ブラック就労支援員】転職の流れ
転職の流れは以下の5ステップ。
- 自己分析
- 求人検索
- 応募書類作成
- 面接
- 内定・退職
1.自己分析
自己分析ではっきりさせることは、以下の3つ。
- 転職の条件
- やりたいこと
- やりたくないこと
転職の条件は、給料はいくらとか、転勤はなしがいいとかそういうのです。
ちなみに、やりたいことはなくてもOK。
大事なのは「やりたくないこと」です。
やりたくないことリストを作ろう
やりたいことよりも、やりたくないことは欲求に直結してます。
やりたくないことリストを作っておくと、求人検索がしやすいです。
私の転職活動当時のやりたくないことリストの一部はこんな感じ。
- コロナの中で電車通勤したくない
- 電話ガンガンなる中で仕事したくない
- 有給とるのに気を使わないといけないのヤダ
こんな欲求丸出しリストのもと転職活動しても、結局転職に成功しているので勝ちです。
「人生攻略ロードマップ」という本で、やりたくないことリストを作る方法を知りました。
無料体験使えば、Amazonオーディブルでタダです。
2.求人検索
求人検索の方法は以下の3つ。
- 転職サイトの公開求人
- 転職エージェントの非公開求人
- ハローワークや地元の広報誌とか
非公開求人も含めて求人検索せよ
転職で失敗してくないなら、非公開求人含めて探しましょう。
いい求人は、非公開求人になっているから。
- 公開求人:転職サイトで誰でも見られる求人
- 非公開求人:転職エージェントなどに登録した人しか見られない
いい求人を公開にしちゃうと、応募が殺到してしまいます。
なので、給料や待遇がいいホワイト求人は非公開求人となっています。
非公開求人は、転職エージェントに登録すると見られます。
おすすめの転職エージェント
おすすめの転職エージェントは、以下の大手3つ。
それぞれの特徴は、以下のとおり。
リクルートエージェント | ウズキャリ | doda | |
求人数 | ◎ | △ | ○ |
面倒見の良さ | △ | ◎ | ○ |
定着率のよさ | ○ | ◎ | ○ |
サービスの使いやすいさ | △ | ○ | ◎ |
強み | 圧倒的求人数の多さ | ブラック企業を除外しており、就職後の定着率が93%と高い | 電話やLINEを使って密にコミュニケーションをとってくれる |
公式サイト | リクルートエージェント | ウズキャリ | doda |
転職エージェントは、複数登録が基本です。
無料で全部登録できるし。
複数登録すると比較できて、自分に合うところを見つけやすいです。
合わないところは辞めちゃえばOK。
3.応募書類作成
次は、履歴書や職務経歴書の作成。
転職エージェントを使うと、ネットで応募書類作って、写真もアップロードで登録して応募ができます。
なので、応募のたびに応募書類を紙で作って郵送するという手間が省けて楽。
写真も毎回貼り付けてると、それだけでお金かかりますからねw
「それでも書類選考で落とされない履歴書・職務経歴書の書き方」という本を読むと、応募書類での上手なアピール方法が分かります。
無料で試し読みもできます。
4.面接
面接のポイントは「自分と企業のマッチングをみること」かと。
自分をよく見せる場所でもないし、企業にこびを売る場所でもありません。
直感は当たらないけど、違和感は当たりますw
この会社なんかイヤだなって思ったら、本当に合わない会社だったりとかあるあるw
私も、某企業の面接で天下りみたいなおじさまがめっちゃ態度悪くて、面接中に「なんなんですか?」って思わずいいそうなくらいでしたw
面接も、その職場を知る大事な場です。
5.内定・退職
内定が出たら、退職を申し出ましょう。
内定承諾前に不安点などは、会社やエージェントに確認して不安点をつぶしておくのがよいかと。
退職するのを申し訳ないと思う必要はない
確固たる決意をもって辞めましょう。
人が足りてないのは、あなたのせいじゃなくて会社のせいですよ。
自分のせいじゃないことを申し訳ないと思ってたら、この先も人生苦しいです。
自分の責任とそうじゃないことは、分けていきましょう。
【パターン別】転職のメリット・デメリット
以下2パターンの転職のメリット・デメリット、注意点を解説していきます。
- 障害者支援や福祉の仕事など、同じ業界に転職する
- 別の業界に転職する
【業界内転職】障害者支援や福祉の仕事に転職
メリットは以下のとおり。
- 経験や資格を生かせる。
- 職場の良し悪しを判断しやすい。
- 転職先がいっぱいある。
福祉の仕事って離職率が高いんで、逆をいうと転々としやすいw
なので、大量に転職先があります。
デメリットは以下のとおり。
- またしんどい仕事を繰り返すことになる。
- 給料が安い。
別の業界に転職する
別の業界への転職のメリットは以下のとおり。
- 自分に合った仕事が見つかるかも
- 仕事に見合った給料
- 業界によっては将来性がある
デメリットは以下のとおり。
- 未経験ゆえに転職で苦労するかも
- 新しく勉強することが増える
別業界への転職で失敗しないためには、将来性のある業界を選んでおくと無難。
就労支援員におすすめの転職先
別業界に行く時、おすすめの転職先はこの辺。
- IT・Web関連
- 人材系企業
- 大手企業
簡単にいうと、お金と将来性がある業界です。
IT・Web関連は、未経験でも入りやすいので狙い目。
私も、30歳過ぎて未経験なのに、IT・Web関連の仕事、選考通りました。
無料でプログラミング体験できるテックアカデミー とかで、とにかくちょっと試してみればいいと思います。
「楽しいな」「嫌じゃないな」って思うなら、才能ありますよ。
転職でめっちゃ迷う時の対処法
みたいなこともあると思います。
身近な人に「仕事辞めたい」って言っても理解されなかったり、相談できないと特に大変ですよね。
こう自分に問いかけてみて欲しい。
「この仕事をしていて幸せになれるか?」と。
「仕事は楽しかね?」
私が公務員を辞めて一番最初の転職を決意した時、背中を押してくれた「仕事は楽しいかね?」という本があります。
当時、シリーズの1と2が出ていて、どっちか忘れちゃったんですけど、
「その仕事をしていて幸せになれるかどうかが大事なんだ」
みたいなことが書いてありました。
私は、
と退職を決意しました。
- 公務員の恵まれた給料や待遇。
- 必死に試験勉強したり働いてきたそれまでの労力。
すべてを捨てる勇気をくれました。
就労支援員が辛いならサクッと辞めるのもアリ
就労支援員など就労移行支援とか障害者施設とか、福祉の仕事はとにかく大変。
おかしいのは辞めたくなるあなたではなく、仕事や職場の方だと私は思います。
転職は確かに大変ですが、今の仕事ずっと続けてる方がしんどいなら辞めるのもアリです。
ミイダス使って自己分析とか、エージェント登録はすぐやれます。
とりあえずやってみて、違うなって思ったらそこで転職活動やめてもOK。
「そんなに転職したくなかったわ」って今の仕事続けるのもアリ。
つらい人は、とりあえずポジウィルキャリアとかマジキャリとかの無料相談で人に話を聴いてもらうのもいいかも。
とりあえずやれることをやってみながら、考えてみましょう。