- 「周りが要領よくやれていることが自分はできない」
- 「HSPで仕事でのストレスもためがち」
- 「仕事ができなくてしんどい…」
この記事は、こうした悩みに答えていきます。
私もHSPで過去「自分は仕事ができない」と、かなり悩んでいた時期があります。
現在は自分に合ったフリーランスという働き方で、自分に自信や納得感を持って仕事ができています。
ミイダスという無料の適職診断の助けも借りて、ようやく適職にたどり着きました。
最近はポジウィルキャリアなど、キャリアカウンセリングのサービスもあって、適職を見つけやすくなっています。
少しでも何か参考になれば嬉しいです。
HSPが仕事ができない原因・理由9コ
HSPが仕事ができないといわれる原因や理由9コを紹介します。
自分にいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
原因1.気をつかいすぎて疲れる
HSPは周りの人の気持ちなどに敏感に反応しやすく、気をつかいすぎる傾向にあります。
結果として疲れてしまい、本来のパフォーマンスを発揮できないハメに。
残業を断れなかったり、「この仕事自分がやった方がいいのかな」とかいろいろ考えて疲れがちです。
原因2.ものごとを深く考えすぎる
HSPだと、ほかの人が気にならないようなことまで気になりがち。
いわれたことについて、変に意図を深読みしてしまうこともよくあります。
ものごとを深く考えすぎるために、仕事が先に進まなかったり遅かったりで、「仕事ができない」と感じてしまいがちです。
原因3.自分のペースで働けない
HSPの人にとって、自分のペースで働けないことはストレスになりやすいです。
- しょっちゅう電話が鳴る。
- 声をかけられるたびに手を止めて対応しないといけない。
- スケジュール外の色んな仕事が入ってくる
このような自分のペースで働けない仕事では、自分の仕事に集中できません。
スムーズに仕事をすすめられている感覚を得られないため、仕事ができないと感じてしまいます。
原因4.失敗が怖い
繊細な心の持ち主であるHSPにとって、失敗は大きなダメージのもとです。
苦手な仕事や初めてやる仕事では、特に失敗の恐怖を感じやすくなるでしょう。
原因5.ストレスをためやすい
たとえば朝の満員電車。
普通の人なら30くらいのストレスで済むところ、刺激に敏感なHSPは80くらいストレスたまります。
普通の人と同じことをしていてもHSPは疲れやすいため、仕事のパフォーマンスが下がりやすくなります。
原因6.人間関係が苦手
相手の意図に敏感だったり、いろいろ深読みしてしまうHSPの人のなかには、人間関係が苦手という人も多いです。
人間関係が苦手だと
- 困ったときに頼れる人がいない
- ストレスをためやすい
など職場でいろいろなデメリットにつながります。
人間関係が苦手なことで、仕事のパフォーマンスに影響が出て「仕事ができない」という感覚をもちやすいです。
原因7.ミスを引きずりやすい
HSPはミスによるショックを受けやすいです。
ミスをすると、
- 「人に迷惑をかけてしまった」
- 「周りから使えない奴だと思われる」
など、ネガティブな考えをもちやすい傾向にあります。
気持ちの切り替えができず、仕事に集中できないなど、仕事ができなくなりがちです。
原因:8.音や光に敏感で集中できない
職場が電話鳴りまくり、座席に西日があたって気になる。
音や光といった環境面の刺激に敏感で仕事に集中できないこともあるのがHSP。
刺激をあまり気にしないほかの人と比べて仕事の進みが遅いなど、「仕事ができない」と感じることも少なくありません。
原因9.仕事内容があっていない
そもそも自分の苦手な仕事をしている場合、仕事で思ったような成果を出せません。
仮に求められる水準の仕事をするにしても、ものすごい頑張りが必要。
HSPは責任感の強い人も多いので、仕事内容に自分をあわせにいって無理しがちです。
HSPで仕事ができないと感じたときの対処法5つ
仕事ができないと感じたときの対処法5つを紹介します。
対処法1.失敗を気にしすぎない
仕事していれば、HSPかそうでないかにかかわらず誰でも失敗します。
失敗を気にしないようにする方法としては、以下のように自分に言い聞かせましょう。
- 誰でも失敗するのだから自分が失敗するのも当然だ
- 1つ失敗したからといって、これまでの頑張りがなくなるわけではない
- 失敗はもう起きてしまったことだ、どうするかを考えよう
体験談:失敗しても大体別に大したことない
私も昔よく失敗すると「周りに迷惑をかける」「馬鹿にされる」「自分の居場所がなくなるんじゃないか」など深刻に考えていました。
でも、実際仕事で失敗しても大体大したことありませんでした。
「別に私がしたことなんて大したことないな」
というのに、ある日突然気づきました。
世間の人って、結構みんなやらかしてません?
失敗しても、ちゃんとそれを認めて謝れれば十分です。
気にしすぎる必要はありません。
対処法2.無理をしない
無理をしないというのは、具体的にいうと以下のとおり。
- スケジュールを詰め込みすぎない
- できない仕事は断る
- 不安な仕事はそのことを伝えてできているか確認してもらう
- どうにも心身がしんどいときは思い切って休みをとる
- 6割くらいやれればいいやの気持ちでやる
体験談:私の無理をしない方法
実際に私が会社員だったときにやっていた無理をしない働き方をいくつか紹介します。
- 疲れるアポイントのあとは、会社に戻る前にカフェなどで休憩してから帰る
- 雨が降っていて朝の通勤で疲れた日は、仕事中に食べるおやつを買っていい
- 引き受けたら残業するハメになりそうな仕事は断る
などなど、無理をしないようにしていました。
頑張っても頑張らなくても給料一緒ですw
対処法3.人に相談する
困ったときには人に相談するのは、やっぱり大事だなと思います。
HSPの場合
- 「忙しそうだけどいま声かけて大丈夫かな」
- 「相談してダメな奴だと思われないかな」
とか、いろいろ考えてしまうことも多いかと。
でも、いろいろ考えて何もできないのは問題。
とりあえずアクションを起こそう
忙しそうでも、とりあえず声かけてみれば、パッと相談に乗ってくれるかもしれません。
ダメな奴だと思われるのではと、自分が思っているだけで、相手はとくにそんなこと気にしてなかったりします。
なんだかんだ人に相談するのが、解決への近道のことは多いです。
色々考えがちなのがHSPですが、まずはアクションを起こしてみましょう。
対処法4.その日の疲れはその日に解消
仕事してれば、当然疲れます。
- 早く寝る
- 好きな配信を見る
- 夜ごはんに好きなものを食べる
どんな方法でもいいのですが、その日の心身の疲れはその日のうちに解消しましょう。
対処法2の無理をしないなどとあわせて、自分の負担を調整しましょう。
対処法5.自分に合った仕事につく
結論、「HSPは仕事ができない」わけじゃないです。
仕事や働き方が合ってないだけのことも多いです。
例えば、毎日徹夜して働いている人が、眠気のあまり仕事ができなくなって
「自分は仕事ができないダメな奴なんだ」
と思っていたとして、「そうだよ、お前がダメな奴なんだよ」って思いますかね?
プロのサッカー選手にプログラミングやらせて、できなかったとして、その人のことダメな奴だって思いますかね?
どちらもNoだと思います。
職場が合ってなかったり、自分の得意なもので勝負できてないだけです。
あなたが「仕事ができない」と感じてしまうのは、自分と仕事のミスマッチが原因です。
具体的に、HSPに向いていない仕事はこちらで詳しく書いています。
あなたも、当てはまってるかもですよ。
対処法がうまく行かない場合
対処法がうまくいかない場合もあります。
私も過去、仕事がしんどくてどうにもならなくなった時に、上司に相談して部署を変えて欲しいとお願いしたことがあります。
残念ながら叶いませんでした。
私としては、決死の覚悟だったのですが、私の抱える大変さも分かってもらえませんでした。
そのショックもあって、逆により一層落ち込みましたね。
対処法がうまく行かないなら、転職もアリだと思います。
対処法もうまく行かないということは、その仕事がそれだけあってないってことです。
転職したっていい
合わない会社で我慢し続けることはありません。
時間がもったいないんで、さっさと辞めましょう。
※「転職だってそんな簡単にはできない」という人は、次の項目へ!
HSP向けにおすすめの大手転職エージェントは以下の3つ。
- リクルートエージェント:求人数の多さが魅力
- ウズキャリ:就職後の定着率93%の高さが魅力
- doda:使い勝手の良さが魅力
転職エージェントは、複数登録が基本。
比較して自分に合うところを見つけられるから。
自分に合った仕事の探し方
無料で診断できるミイダスなら質問に答えるだけで、適職がわかります。
- 自分に向いてる仕事
- 向いてない仕事
- 苦手な上司のタイプ
などがわかりますよ。
私が苦手な営業もバッチリ当ててきましたw
質問数は多めですが、その分だけ正確です。
向いている仕事の探し方は、こちらで詳しく書いています。
HSPに向いている仕事が、あなたにも向いているとは限りません。
「自分」に向いている仕事の探し方、に特にフォーカスしてコツを書きました。
転職になかなか踏み切れない場合
あっさり心が転職に傾く人は、転職に向けて頑張るでOK。
ただ、どうしても迷いがある人は、キャリアについて相談できるサービスを使いましょう。
ポジウィルキャリアなどキャリアカウンセリングでプロの意見を聞いてみるのもアリ。
無料で1回体験してみると、カウンセリングの雰囲気やサービス内容について深く理解できますよ。
無料相談だけでも、自分の人生を変える気付きを得ている人もいます。
まとめ:HSPは仕事ができないわけじゃない
HSPの人は仕事ができないわけではありません。
敏感さや繊細さゆえに、自分に合った環境で仕事をすることがHSPにはとても大切。
この記事で紹介した対処法も試しながら、うまく適応していきましょう。
それでもダメなら、向いてないものは早くに見切りをつけることも大切。
特にHSPの人は、刺激を受けやすく敏感なので、向いてないことやってると、かなりのダメージを負います。
進む勇気より、あきらめる勇気も大切です。
転職をするのもアリ。
ポジウィルキャリアなどのキャリアカウンセリングで、プロの意見を聞いてみるのもアリ。
とりあえず行動してみないことにはわかりません。
行動しながら考えましょう。