- 公認心理師試験の当日って、どういう流れでどんな雰囲気なの?
- 試験問題の難易度とかどうだった?
- 勉強方法とか、どうしてた?
公認心理師試験についてのこうした疑問について、答えていきます。
私は第1回試験で、公認心理師試験に合格しました。
当時、すでに臨床心理士資格も、持っていました。
とはいえ、仕事も忙しかったりで、あまり勉強できていませんでした。
ちなみに、今は心理士じゃなくて、フリーランスでWebライターやってます(小声
そんな私の勉強方法や合格できた理由についても、お話していこうと思います。
なぜ有資格者ながらカウンセラーではなく、Webライターをしているのか?
その理由は、noteにまとめています。
一人の心理士が辞める覚悟をするほどの、心理の仕事のぶっちゃけ話が読めますw
興味あればどうぞ。
目次
公認心理師試験当日の流れ
私の試験会場は某大学でしたが、結構遠かったですw
1時間以上は、かかりましたw
大学院の同期もたくさん受けていましたが、誰とも会場かぶりませんでした。
結構近いところに住んでる友達もいたんですけどね。
なので、会場で懐かしの再会、は期待しない方がよさそうです。
駅から試験会場まで
当日、最寄りの駅から会場まで徒歩で向かいます。
途中、お昼ご飯や飲み物を買いにコンビニによります。
会場から最寄りコンビニまでが遠い場合、買い出しはきっちりしておきましょう。
ちなみに、私はおにぎり2個を、ご飯に買ったのですが、再度買い出しに繰り出していますw
午前中の消費を、おにぎり2個では補えませんでしたw
会場近くでタダで配られているマル秘アイテム
会場近くでは、予備校とかの人が、ティッシュとかなんかいろいろ配ってるのに遭遇します。
会場付近で配られているものは、絶対にすべてもらってください。
中に、「試験直前対策」の紙とかが入っています。
私が受けた、第1回試験。
ティッシュの中のチラシ用の紙に書かれていた内容が、実際に出題されました。
予備校の人たちが、試験直前を意識して作ってくれています。
かなり出題可能性が高い項目を、入れてきています。
試験直前に、チェックしておくべき内容です。
「タダで配られているのもらうなんて、貧乏くさい。」
そんなこと言ってる場合じゃありません。
公認心理師試験、受験料だけでいくら払ってると思ってるんですか?
また、後ほど勉強方法のところでも解説しますが、必要なのは確実に点を取る技術です。
これは絶対に出る、というところを試験直前にきっちり記憶を新たにしておくことは、確実に点を取っていくためにも必要です。
会場付近で配られているものは、とにかく全部もらいましょう。
試験会場での過ごし方
試験会場での過ごし方で大事なのは、あなたが快適な過ごし方をすることです。
会場内では、みんなめっちゃ勉強してます。
- めっちゃ使い古したテキスト
- めっちゃ書き込みがされたブループリントのコピー
- きれいにとられたお手製ノート
みんなそれぞれのアイテムで、めっちゃ勉強しています。
そのころ私は、先ほどコンビニで買ったガルボのミルクバナナ味を食べていましたw
遠足かよ…w
あまりに周りが懸命に勉強しているので、何となく自分も勉強しないといけない気になり、現任者講習のテキストを机の上に出しました。
本当に「出しただけ」で、ガルボ食べてましたけどww
体験談:精神を落ち着けることに専念する私
私は結構緊張しやすいほうです。
- 高校受験の時に、第1志望の学校の受験で、手が震えたり
- 大学院入試(お金がないので1つしか受けず、背水の陣)では、緊張しすぎて気持ち悪くなり、直前までトイレでゴールを決めていたり
そんな過去があります。
ちなみに、高校受験は散々でしたが、大学院は受かりましたw
以来、勝負事の前には、精神を落ち着けることに専念するようにしています。
試験直前に焦って勉強しても、急に頭よくなりません。
なので、とにかく精神を落ち着け、最高のパフォーマンスを発揮できるようにしています。
ガルボのミルクバナナ味食べてるのも、その一環です。
ちなみに、ガルボ食べ終わった後に、なんとなく手を拭こうと思って先ほどもらったティッシュを取り出します。
ついでに、ティッシュに入っていた要点のまとまった紙をなんとなく眺めていたら、それが出題されたというオチです。
ティッシュをもらい、ガルボを食べた自分をほめたたえました…
お昼休憩
試験の内容や、難易度については、後ほど別で項目を立てています。
お昼の話をします。
私はおにぎり2個しか買わなかったんですが、足りませんでしたw
午前中の120分で完全にエネルギー使い果たしました。
ガルボまで食べたのに…
そのため、昼休みに再びコンビニまで食料を買いに行っていますw
コンビニが、それなりに近くてよかった。
みなさんも、エネルギー補給にお菓子やアメとか、持っておくと安心ですよ。
なお、ご飯を終えた後は、ちょっと散歩。
120分は結構しんどいです。
昼休みは、体力回復とリフレッシュに努めました。
試験問題について
誰もが未知の領域であった、第1回公認心理師試験。
私が試験内容について感じたのは、この3つ。
- スタミナ勝負
- いや、こんなの知らねぇ!
- どっちも正解だろ!
1つずつ解説していきます。
スタミナ勝負
午前120分、午後120分。
集中力と体力を維持するのが大変です。
スタミナが重要。
なので、やっぱりごはんとかしっかり食べてくるべき。
しかも、
- こんなん知らねぇ!
- これどっちも正解だろ!
みたいな、ゆさぶりもかかります。
かなり心は疲れるw
結構、消耗します。
日ごろから、集中力の維持を心掛けておきましょう。
そして、集中力維持のために、エネルギーの補給体制を整えておく必要があります。
こんなの知らねぇ!
現在、第3回試験まで実施済みの公認心理師試験。
私が受験した第1回はまだマシなようですが、それでも
「いや、こんなの知らねぇよ!」
という、知識が問われる問題が出てきました。
教科書でも見たことないよ!みたいなのです。
いまにして思えば、完全に捨て問です。
ですが、実際の試験会場ではなかなか冷静な判断も難しいです。
自分が知らないだけで、一生懸命勉強した人は解けるのでは?
という気持ちになってしまいます。
問題数も多いので、こうしたところで時間食ってる場合ではありません。
出題意図も不明
なお、そういった「こんなん知らねぇ!」な問題を出す出題意図も不明です。
「現場でこんな知識いるの?」
と思った問題もあります。
例えばそれが、最新の知見とかで、
「君たち、そういうところにもアンテナ張ってよ」
みたいな意図があるならわかります。
でもそうではなく、これを知っておくことが、公認心理師として、どういった意味があるのか、正直意味不明な問題がいくつかあったように思いますw
まあ、そういうのどの資格試験でもそうかもしれませんけどw
どっちも正解だろ!
午後の事例問題では、答えを1つしか選べないのに、
「どっちも正解だろ!」
みたいなめっちゃ迷う問題ありました。
現場の知識が邪魔してる可能性が高いので、教科書的にどっちが正解かという判断で解答しました。
私が普段どういう臨床判断をしているか、が問われているわけではありません。
公認心理師という、資格試験においての正解を問われています。
実際合格してるので、結果オーライというところでしょうか。
試験対策と勉強方法
と、そんな感じで試験問題についての考察から考える試験対策と勉強方法について。
公認心理師試験の対策や勉強方法として大切だと思うのは、この3つ。
- あいまいな10の知識より正確な5の知識
- 実際の試験感覚で問題を解く
- 試験的な正解を選ぶ
あいまいな10の知識より正確な5の知識
確実に点を取るべき問題で、きっちり点を取っていきましょう。
これは公認心理師試験に限らず、すべての試験勉強において重要だと思います。
なんとなく知っている知識は役に立ちません。
最後に選択肢2つまで絞れる程度の知識では、正解にはなりません。
ただ1つの正解の選択肢を選べる、確かな知識が必要です。
そのため、問題集も何冊もやるよりは、1冊を100%正解できるまで繰り返しやるみたいな方が良いと思っています。
あいまいな知識を増やすのではなく、とにかく確実な知識を増やすっていう発想です。
ちなみに、第1回試験ではまだ過去問が存在していませんでした。
そのため、私は模試で受けた問題集をひたすら繰り返しやりました。
当時、仕事も忙しく、たくさん問題集を買って問題を解く時間があまりなかったのもありますが…
現在では、赤本と呼ばれる過去問集も出てます。
あいまいな知識では、正解にたどり着けません。
ただ1つの正解を選び取れる確かな知識を身に着けることが大切です。
実際の試験感覚で問題を解く
120分、集中力を持続させることがまず大変。
それと、実際に試験中は迷ったりいろんな精神的動揺で、結構時間食います。
私も、実際の試験の時は120分ギリギリなところありました。
どれくらいのスピード感で問題を解いていけばいいのか、感覚をつかんでおくのが良いと思います。
- 模試に申し込んでみる
- 過去問を実際に時間を計って解いてみる
などしてみるのが良いかなと思います。
試験的な正解を選ぶ
勉強する時にも、実際の試験の時にも「試験的な正解を選ぶ」という発想は大事です。
事例問題が、結構迷います。
でも、私は試験的な正解を選びました。
私が普段どういう臨床判断をしているか、が問われているわけではありません。
公認心理師という、資格試験においての正解を問われています。
自分は●年現場で経験を積んでいる。
自分だったらこうする!
という、自分の考えにこだわっていては試験に合格できません。
元より、現場において、何が正解なのかっていうのは、1つじゃなかったりします。
それでも、試験ではその1つを選ばなければいけないのですが、じゃあどういう判断基準で選ぶべきか?
やはり、公認心理師という資格試験としての正解だと思います。
「公認心理師という資格試験としての正解」って何?
じゃあ公認心理師という資格試験としての正解って何?っていう話。
これは、実際の試験問題を解いていく中で、つかんでいくのがベストかなと。
事例問題解いていて、2つに1つで迷いました。
とりあえず正解と思う方を選んだけど、不正解だった。
ああなるほど、こういう時はこっちを選ぶのね。
というのを積み重ねていくしかないです。
テキストによっては、解説で「これこれこういう理由だから」と書かれている場合もあります。
その辺の解説も読み込んで、自分の中の判断基準を正解に寄せていきましょう。
公認心理師試験の、日々の勉強方法については、こちらの記事でも詳しく書いています。
ちなみに大事なのは、赤本をやるってことです。
勉強方法で迷って、時間無駄にしてる場合じゃないです。
まとめ:自分のペースでやっていい
当日の過ごし方も、勉強方法も人によって違います。
自分のペースで自分に合った方法で、よろしくやっていきましょう。
もちろん、周りに迷惑になることはダメですけどw
私のように、会場内で1人、チョコレートかじってた人もいますw
私の公認心理師試験の感想が、少しでもこれから受験する人たちの役に立てば嬉しいです。
ちなみに、公認心理師資格をとったものの、その数年後私は心理職を辞めて、フリーランスになります。
いっそ心理学なんか勉強しなければ…
そんな後悔がいっぱいですw
今の自分から、過去の自分に伝えたいことをまとめたnoteもありますので、興味ある方はどうぞ。
カウンセラーになれなかった公認心理師・臨床心理士が後悔していること
心理士のリアルな収入とかもぶっちゃけてますw